アナーザー・ストーリー - 美穂と夏実 -
新ストーリー - こどもの日によせて - で予告していた、妊娠中の娘の美穂との「親子で妊婦」の絡みを書き下ろしてみます。さっと書いたので、夏実の萌えポイントの追加など、後から肉付けし直すかもしれません。
【美穂と夏実】
今日は月曜日。臨月に入ってからあまりお出かけはしていなかったけど、今日あたしは、街で「お友達」と会うの。
夫の直人くんは、今朝 仕事に出かける前に
直人:「気分転換になるんでいいと思うよ。でも、もういつ赤ん坊が生まれてもおかしくないんだから気をつけて。」
と言ってくれた。臨月の妊婦であるあたしを気遣ってくれる優しい夫。
あたしは、いつもより少しだけおしゃれなマタニティドレスを選び、きれいにお化粧をして、出かける支度をする。お出かけに持っていくトートバッグには、お財布や母子手帳、そしてお産が近づいてきたせいか最近オリモノが増えてきたのでオリモノシートと替えのパンツを潜め、それを肩にかけてマンションを出たわ。
あたしは大きなお腹を突き出しながら駅まで少し歩き、電車に乗って「お友達」との待ち合わせ場所へ向かう。待ち合わせ場所は人形町。電車と地下鉄を乗り継いで行くの。電車は少し込んでいたのだけど、妊婦のあたしに気づいた若い男性が席を譲ってくれた。あたしはペコリとお辞儀をして席に座る。電車に揺られているせいか、お腹の赤ちゃんはよく動くの。
人形町の駅に着くと、あたしはすぐに駅前でスマホをいじりながら待っている彼女を見つけることができた。
夏実:「ゴメン。待った?」
お腹が大きくて走れないあたしだけど、早く彼女の方へ近づこうとして、大きなお腹を左右に揺らしながら少し駆け足になってしまった。
お友達:「夏実ちゃん、走っちゃダメ。転んだら大変。」
彼女に言われてハッとしたあたしは、駆け足をやめてゆっくりと歩きだした。
夏実:「どれくらい待った?美穂ちゃん。」
お友達とは、あたしの娘の美穂のこと。
美穂:「今来たところよ。夏実ちゃん、お腹また大きくなったね。」
夏実:「美穂ちゃんもお腹目立ってきたね。妊婦さんらしくなってきたよ。」
あたしたちは、お互いのお腹を触りながらそんな言葉を交わした。
区役所に勤めていた娘の美穂は、あたしが性転換する前に同じ職場の男性と結婚し、今はじめての赤ちゃん(あたしにとっては初孫)がお腹の中にいて、妊娠中期に入ったばかり。あたしたちは親子そろって妊婦なのだ。
あたしは美穂の父親だったけど、今は女なので「ママ」と呼ばれるのが適当なのかもしれない。けれど、美穂にとって「ママ」は別れた妻のこと。あたしのことは「夏実ちゃん」って呼んでもらうことにして、今はお互い「美穂ちゃん」、「夏実ちゃん」と呼び合っている。なので、あたしたちの事情を知らない他人から見ると、二人は少し歳の離れた妊婦友達に見えるはず。
今日は、お腹がだいぶ大きくなってきた美穂が新しいマタニティドレスを買いたいというので、ショッピングにつきあって、ランチも楽しむ予定なの。
美穂:「直人くんも元気?パパらしくなったきた?」
夏実:「そうね。パパになる自覚ができてきたみたい。家事も手伝ってくれて、お腹の大きいあたしをいたわってくれるし、最近はお仕事もがんばっているみたいなの。」
美穂:「そう。あの直人くんがパパらしくなるなんて、なんか不思議。」
あたしの夫の直人くんとは高校の同級生だった美穂は笑いながらそう言った。
夏実:「じゃ、行こうか。」
美穂:「うん。」
大きなお腹を突き出し、あたしたちは並んで歩き始めた。
夏実:「ママは相変わらず忙しいの?買い物くらいつきあってくれないの?」
美穂:「うん。忙しいみたい。同じお腹が大きい夏実ちゃんがいるから、あたし、夏実ちゃんばかりに頼っちゃってごめんね。」
夏実:「いいのよ。あたしも楽しいし。」
お互いの近況を話しながら並んで歩く妊婦二人。途中で立ち寄った水天宮で、あたしたちはお腹の赤ちゃんが無事生まれてくるようにお祈りをし、安産のお守りを買ってお互い腹帯の中に潜めた。そして、水天宮を出て、近くのマタニティショップに入った。ここであたしたちは美穂のマタニティドレスを選ぶの。元男性とは言え、妊婦としてはあたしの方が少しだけ先輩なので、あたしは美穂にいろいろとマタニティ服選びのアドバイスをした。そして、ついでに赤ちゃんの服も見たり、おしゃべりもしながらショップ内を見て回り、結局、美穂はマタニティドレスを2着とマタニティブラとマタニティショーツそれとマタニティガードルを買った。
買い物が済むと、あたしたちはお店を出てランチにしようということになった。特にお店のあてもなかったので、ぶらぶらと歩いて探すことにした。しばらく歩くと、美穂が何か見つけたらしく、あたしにこう言った。
美穂:「夏実ちゃん。これ、やってみない?」
そう言って指差したのは、マタニティフォトのお店。
美穂:「親子でお腹が大きい瞬間って、そうそうないと思うの。記念に撮りましょ。」
夏実:「ええっ?」
急な誘いに戸惑ったけど、あたしも前から少し興味はあったので、娘に後押しされてマタニティフォトを撮ってみることにした。あたしたちは、大きなお腹があらわになるマタニティフォト用のドレスを着せてもらい、少し派手めにメイクやヘアもアレンジしてもらって、カメラの前に立った。そして、二人で色々とポーズをとって、あたしたちの神聖な時期の姿を写真におさめてもらった。
あたしたちが親子だということを話すと、カメラマンの女性は「なんだか普段よりやる気が出てきた」と言って、ノリノリであたしたちに凝ったポージングを求め、あたしたちもそれに応えて撮影は進み、結局1時間半も撮影に時間を費やしてしまった。さすがに疲れたわ。たくさん写真が撮れたので、1週間後にはブックにして渡してくれることになった。また、そのうちの1枚は店頭にディスプレイさせてほしいと言われ、あたしたちは了承した。
美穂:「二人目の赤ちゃんを産むときも同時にお腹を大きくして、また二人で撮ろうよ。」
夏実:「うふふ。そうね。」
美穂は冗談で言ったのかもしれないけれど、あたしは少し本気。はじめはこの歳で赤ちゃんを産むことに躊躇していたけれど、いざ妊娠してみると、マタニティライフは楽しいし、赤ちゃんを産んで母親として育児をするのも楽しみ。直人くんにはたくさん赤ちゃんを産んであげたいと思うようになったの。

マタニティフォトのお店を出たあたしたちは、近くで見つけたカフェに入ってパスタを食べ、デザートまで頼んで、2時間ほどあれこれおしゃべりをした。女になり、妊婦になったあたしは、父親だった頃とは比較できないほど娘とよくおしゃべりをするようになったことに気付いた。そして、もうあたしは身体だけでなく、心までも女になったんだわとつくづく思った。
午後4時前には、お互い家の夕飯の支度とかもあるので帰ることにした。あたしたちは人形町の駅まで戻って、それぞれのホームへと向かった。
夏実:「じゃあね。美穂ちゃん。」
美穂:「またね。予定日もうすぐだね。陣痛がはじまったら電話してね。」
夏実:「わかった。美穂ちゃんも身体大切にね。」
美穂:「ありがとう。じゃあね。」
あたしは妊婦友達でもある娘と楽しい時間を過ごし、出産前のいい気分転換になった。
【美穂と夏実】
今日は月曜日。臨月に入ってからあまりお出かけはしていなかったけど、今日あたしは、街で「お友達」と会うの。
夫の直人くんは、今朝 仕事に出かける前に
直人:「気分転換になるんでいいと思うよ。でも、もういつ赤ん坊が生まれてもおかしくないんだから気をつけて。」
と言ってくれた。臨月の妊婦であるあたしを気遣ってくれる優しい夫。
あたしは、いつもより少しだけおしゃれなマタニティドレスを選び、きれいにお化粧をして、出かける支度をする。お出かけに持っていくトートバッグには、お財布や母子手帳、そしてお産が近づいてきたせいか最近オリモノが増えてきたのでオリモノシートと替えのパンツを潜め、それを肩にかけてマンションを出たわ。
あたしは大きなお腹を突き出しながら駅まで少し歩き、電車に乗って「お友達」との待ち合わせ場所へ向かう。待ち合わせ場所は人形町。電車と地下鉄を乗り継いで行くの。電車は少し込んでいたのだけど、妊婦のあたしに気づいた若い男性が席を譲ってくれた。あたしはペコリとお辞儀をして席に座る。電車に揺られているせいか、お腹の赤ちゃんはよく動くの。
人形町の駅に着くと、あたしはすぐに駅前でスマホをいじりながら待っている彼女を見つけることができた。
夏実:「ゴメン。待った?」
お腹が大きくて走れないあたしだけど、早く彼女の方へ近づこうとして、大きなお腹を左右に揺らしながら少し駆け足になってしまった。
お友達:「夏実ちゃん、走っちゃダメ。転んだら大変。」
彼女に言われてハッとしたあたしは、駆け足をやめてゆっくりと歩きだした。
夏実:「どれくらい待った?美穂ちゃん。」
お友達とは、あたしの娘の美穂のこと。
美穂:「今来たところよ。夏実ちゃん、お腹また大きくなったね。」
夏実:「美穂ちゃんもお腹目立ってきたね。妊婦さんらしくなってきたよ。」
あたしたちは、お互いのお腹を触りながらそんな言葉を交わした。
区役所に勤めていた娘の美穂は、あたしが性転換する前に同じ職場の男性と結婚し、今はじめての赤ちゃん(あたしにとっては初孫)がお腹の中にいて、妊娠中期に入ったばかり。あたしたちは親子そろって妊婦なのだ。
あたしは美穂の父親だったけど、今は女なので「ママ」と呼ばれるのが適当なのかもしれない。けれど、美穂にとって「ママ」は別れた妻のこと。あたしのことは「夏実ちゃん」って呼んでもらうことにして、今はお互い「美穂ちゃん」、「夏実ちゃん」と呼び合っている。なので、あたしたちの事情を知らない他人から見ると、二人は少し歳の離れた妊婦友達に見えるはず。
今日は、お腹がだいぶ大きくなってきた美穂が新しいマタニティドレスを買いたいというので、ショッピングにつきあって、ランチも楽しむ予定なの。
美穂:「直人くんも元気?パパらしくなったきた?」
夏実:「そうね。パパになる自覚ができてきたみたい。家事も手伝ってくれて、お腹の大きいあたしをいたわってくれるし、最近はお仕事もがんばっているみたいなの。」
美穂:「そう。あの直人くんがパパらしくなるなんて、なんか不思議。」
あたしの夫の直人くんとは高校の同級生だった美穂は笑いながらそう言った。
夏実:「じゃ、行こうか。」
美穂:「うん。」
大きなお腹を突き出し、あたしたちは並んで歩き始めた。
夏実:「ママは相変わらず忙しいの?買い物くらいつきあってくれないの?」
美穂:「うん。忙しいみたい。同じお腹が大きい夏実ちゃんがいるから、あたし、夏実ちゃんばかりに頼っちゃってごめんね。」
夏実:「いいのよ。あたしも楽しいし。」
お互いの近況を話しながら並んで歩く妊婦二人。途中で立ち寄った水天宮で、あたしたちはお腹の赤ちゃんが無事生まれてくるようにお祈りをし、安産のお守りを買ってお互い腹帯の中に潜めた。そして、水天宮を出て、近くのマタニティショップに入った。ここであたしたちは美穂のマタニティドレスを選ぶの。元男性とは言え、妊婦としてはあたしの方が少しだけ先輩なので、あたしは美穂にいろいろとマタニティ服選びのアドバイスをした。そして、ついでに赤ちゃんの服も見たり、おしゃべりもしながらショップ内を見て回り、結局、美穂はマタニティドレスを2着とマタニティブラとマタニティショーツそれとマタニティガードルを買った。
買い物が済むと、あたしたちはお店を出てランチにしようということになった。特にお店のあてもなかったので、ぶらぶらと歩いて探すことにした。しばらく歩くと、美穂が何か見つけたらしく、あたしにこう言った。
美穂:「夏実ちゃん。これ、やってみない?」
そう言って指差したのは、マタニティフォトのお店。
美穂:「親子でお腹が大きい瞬間って、そうそうないと思うの。記念に撮りましょ。」
夏実:「ええっ?」
急な誘いに戸惑ったけど、あたしも前から少し興味はあったので、娘に後押しされてマタニティフォトを撮ってみることにした。あたしたちは、大きなお腹があらわになるマタニティフォト用のドレスを着せてもらい、少し派手めにメイクやヘアもアレンジしてもらって、カメラの前に立った。そして、二人で色々とポーズをとって、あたしたちの神聖な時期の姿を写真におさめてもらった。
あたしたちが親子だということを話すと、カメラマンの女性は「なんだか普段よりやる気が出てきた」と言って、ノリノリであたしたちに凝ったポージングを求め、あたしたちもそれに応えて撮影は進み、結局1時間半も撮影に時間を費やしてしまった。さすがに疲れたわ。たくさん写真が撮れたので、1週間後にはブックにして渡してくれることになった。また、そのうちの1枚は店頭にディスプレイさせてほしいと言われ、あたしたちは了承した。
美穂:「二人目の赤ちゃんを産むときも同時にお腹を大きくして、また二人で撮ろうよ。」
夏実:「うふふ。そうね。」
美穂は冗談で言ったのかもしれないけれど、あたしは少し本気。はじめはこの歳で赤ちゃんを産むことに躊躇していたけれど、いざ妊娠してみると、マタニティライフは楽しいし、赤ちゃんを産んで母親として育児をするのも楽しみ。直人くんにはたくさん赤ちゃんを産んであげたいと思うようになったの。

マタニティフォトのお店を出たあたしたちは、近くで見つけたカフェに入ってパスタを食べ、デザートまで頼んで、2時間ほどあれこれおしゃべりをした。女になり、妊婦になったあたしは、父親だった頃とは比較できないほど娘とよくおしゃべりをするようになったことに気付いた。そして、もうあたしは身体だけでなく、心までも女になったんだわとつくづく思った。
午後4時前には、お互い家の夕飯の支度とかもあるので帰ることにした。あたしたちは人形町の駅まで戻って、それぞれのホームへと向かった。
夏実:「じゃあね。美穂ちゃん。」
美穂:「またね。予定日もうすぐだね。陣痛がはじまったら電話してね。」
夏実:「わかった。美穂ちゃんも身体大切にね。」
美穂:「ありがとう。じゃあね。」
あたしは妊婦友達でもある娘と楽しい時間を過ごし、出産前のいい気分転換になった。
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花冠
前回の更新から早や1カ月が過ぎました。
その後も、土日や休日など、数時間でも家で一人きりの時間ができればお腹を大きくし、以前よりも充実した妊婦(女装)生活を楽しんでいる夏実です。
そして、お腹を大きくして演じるのは、「新ストーリー2」の妊婦さん。そのシチュエーションの妊婦さんを演じている時は、最近は下の写真のように、白いふわふわのドレスに「花冠」をつけています。
使っている花冠は、Amazonで買ったもの。今は品切れになっているようです。
花冠 腕輪 2点セット 花かんむり 白 髪飾り ウェディング 小物 ヘアアクセサリー ブライダル ヘッドドレス 花嫁 発表会 コンサート ハワイ ホワイト
製品のタイトルでもわかるように、ウェディングの花嫁さんなど、「主役」となる場面でのアクセサリーです。夏実は花嫁さんを意識していたのではないのですが、flickrにアップすると、その関連のグループよりインビテーションがあったので、「ああ、そう見えるんだ」と気づいた次第です。
夏実は、花嫁さんと言うよりも、少女のようなあどけない可愛らしさが醸し出されるのを期待したいのが本音です。少女と言うには歳をとり過ぎていますが...

その後も、土日や休日など、数時間でも家で一人きりの時間ができればお腹を大きくし、以前よりも充実した妊婦(女装)生活を楽しんでいる夏実です。
そして、お腹を大きくして演じるのは、「新ストーリー2」の妊婦さん。そのシチュエーションの妊婦さんを演じている時は、最近は下の写真のように、白いふわふわのドレスに「花冠」をつけています。
使っている花冠は、Amazonで買ったもの。今は品切れになっているようです。
花冠 腕輪 2点セット 花かんむり 白 髪飾り ウェディング 小物 ヘアアクセサリー ブライダル ヘッドドレス 花嫁 発表会 コンサート ハワイ ホワイト
製品のタイトルでもわかるように、ウェディングの花嫁さんなど、「主役」となる場面でのアクセサリーです。夏実は花嫁さんを意識していたのではないのですが、flickrにアップすると、その関連のグループよりインビテーションがあったので、「ああ、そう見えるんだ」と気づいた次第です。
夏実は、花嫁さんと言うよりも、少女のようなあどけない可愛らしさが醸し出されるのを期待したいのが本音です。少女と言うには歳をとり過ぎていますが...

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